たまたまだったんですが、旅行代理店を退職するとき、今までお世話になった方々に挨拶しに行ったんですよ。その時、私がちょうど68歳、ということはお世話になった方々は当然70歳以上という訳です。そしたら、今後の生活が不安だとか、オムツがどこに売っているのか分からないなど、とにかくいろんな相談を受けました。だったらということで、1件1件オムツを販売しながら安否確認も含め、何かお役に立てればという想いだけで、会社を立ち上げてしまいました。その中で、今度は万年床になっているからどうにかしてくれとか、ゴミ屋敷になっているから掃除してくれとか、病院に連れて行ってくれとか、とにかく毎日のようにいろんなことをやってくれと言われ本当に大変でした。(笑)
結果として、自分の第2の人生を考える暇もなく、お世話になった皆さんのために「何とか汗を流したい」という気持ちが溢れ出し、介護という形で感謝の気持ちを表現することになりました。あっという間の10年間、私も気付けば78歳になってしまいました。(笑)
 私どもは、「愛と信頼、そして幸せ」という会社理念を掲げております。簡単に言えば、愛(心)がないと信頼関係は築けない、逆に信頼関係があれば、お互いに何かしら幸せになれるきっかけを作ることができるんじゃないかということです。これこそが、人間関係(ヒューマン・ネットワーク)の原点だと。これは、別に会社に限ったことではなく、人として生きていく上で、基本的に大切なことだと思っております。
職員一人一人が、この会社理念を理解し、ご利用者様を心から愛し、福祉・介護という事業に掛け値なしで前向きに取り組んで欲しいと常に願っております。
また、ご利用者様やご家族様から、「ありがとう」の言葉をいただいたとき、何物にも代えがたい喜びや充実感、満足感を味わえる感動的なサービスを提供させていただきたいと常に考えております。
サービス業は、100点満点が当たり前。皆さんも100点満点を求めています。だけれど、100点とれないことだってある。その時は、足りない点数を心で補うしかないんです。それが、笑顔・優しさ・誠実さ・真心、つまり「愛」ということなんです。
我々は、戦後の日本を立ち直らせてくださった皆様に感謝しないといけないんですよ。今、介護を受けていらっしゃる皆様がいたからこそ、我々は幸せに暮らせているんです。多少の不平不満もあると思いますが、世界から見た日本はまだまだ恵まれているはずです。今度は、我々が恩返しという形でこの仕事を全うし、愛のある介護を定着させたいと考えております。
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