長崎大学 オープンカンファレンスへの参加
Posted by 株式会社ヒューマン・ネットワーク本社 | 2015-10-14 10:59
「長崎大学病院オープンカンファレンス」に参加してきました。
毎月2回ほど大学病院の医師、看護師、相談員や地域包括支援センターの職員、
地域のケアマネージャーと事例についてのカンファレンスを行っています。
今回は10月7日(水)16:00~17:00 虐待について
夫から妻へ暴力があるが、同居を強く望んでいるケースを通して
虐待している夫の支援、法のアプローチ等 様々な立場での意見や案を行いました。
ヒューマンネットワークの合同会議10月8日(木)でも12人のケアマネと虐待についての勉強会を行いました。
愛媛県が実施したケアマネのアンケート調査によれば44%ものケアマネが虐待問題に遭遇したと答えています。
私たちは一人のケアマネが抱え込むことなく上司や地域包括支援センターに相談し対策を考えています。
皆さんの周りでも高齢者で辛くても不満があっても声が出せない人がいませんか?
人生を自分で決め、周囲からその意思を尊重されること、つまり人生を尊厳をもって過ごすことは、
介護の必要の有無に関わらず誰もが望むことです。
しかし現実には、家族や親族などが高齢者の人権を侵害する「高齢者虐待」が問題となっています。
「高齢者虐待」は、暴力的な行為(身体的虐待)だけではありません。
暴言や無視、いやがらせ(心理的虐待)、必要な介護サービスの利用をさせない、
世話をしないなどの行為(介護・世話の放棄・放任)や、勝手に高齢者の資産を使ってしまうなどの行為(経済的虐待)が含まれます。
また、中には、性的ないやがらせなど(性的虐待)もあります。
思い当たる方をみつけた場合は市町村またはお近くの地域包括支援センターに
ご相談をお願いします。