利用者さまに大好評! 「最高の座り方」(竹口リハビリ日誌⑥)
Posted by ヒューマン・コミュニティ福田Ⅱ | 2023-08-02 11:50
デイリハ・ステーション福田
理学療法士の、竹口 耕輔です。
今回は、当施設の利用者さまから喜びのお声を実際に多数いただいている「最高の座り方」を紹介いたします。
これを行うと
◉ 腰痛の予防、軽減
◉ 全ての体操の効果アップ
が、高確率で見込めます。
まず 結論ですが
「最高の座り方」とはズバリ、
「座骨座り」
なるものを行います。
・・・なにそれ??
↑ これが【座骨座り】です。
パッと見、ふつうに座っているだけのように見えますが…実は全然違います。
「座骨」と聞くと一般的に
「座骨神経痛」を思い浮かべる方々が多いと思われます。
そう、その「座骨」です。
これは、骨盤を透けて写した 後ろ姿です。
赤矢印で示したところが 座骨 、すなわち 骨盤のいちばん下に位置する骨の名称です。
座骨とは 文字通り
「座るときイスに当たる骨」
略して、座骨なのです。
腰の骨と骨盤は、連結しています。
なので この座骨を中心に骨盤を真っすぐにして座ると自動的に、腰の骨も真っすぐ伸びます。
そうすると腰への負担が減り、腰痛ならびにその他の身体の不調が軽減されるのです。
説明ばかりされてもアレなので笑
実際にやってみましょう!
手のひらをお尻の下に敷き、腰をユラユラと左右前後に揺らします。
このとき、両手のひらに何やらゴツゴツと大きな骨が当たるのがわかりますでしょうか?
それが座骨です。
座骨の位置が確認できたら手を抜き、座骨を立てて座面に座ります。
それと同時に、みぞおち を軽く前に出します。
それが「座骨座り」
❙❙
「最高の座り方」です。
また、この座り方は バスタオル を用いると更に効果がアップします。
こちらの写真のように、四角に折りたたんだバスタオルを 座面の後ろ半分に敷き、そこにちょこんと座ります。
すると骨盤が前方に転がり、腰が自然に伸びるとともに「座骨座り」が完成します。
上から座布団を置いても大丈夫ですし、背もたれにもたれかかっても構いません。
利用者さまが「座骨座り」を実施すると
「腰が伸びて気持ちよか~」
「姿勢がとても綺麗になる」
「腰痛がちょっと和らいだ気がする」
など大好評のお声を沢山いただき、嬉しいことにご自宅からバスタオルを持参されている方々が散見されています。
「もちろん自宅でもずっとやっているよ!」というお声も。
高齢の方々はもとより デスクワーク業の方々も、腰や肩の負担が減って業務がはかどること間違いなしです。
そして頭、首、肩甲骨、背骨、骨盤などといった全身の部位がキレイなポジションに戻るため、体操をする際には効率の良いパフォーマンスができるのです。
(具体例として、猫背の状態で首のストレッチをしたところで、血管は骨や筋肉に圧迫されるため何の効果もありません。もちろん骨から変形されている方の場合はまた話が変わってきますが。キレイな姿勢になってはじめて、血管は従来の血流を保つのです)
「座骨座り」は全ての人々のパフォーマンスを最大化してくれます。
ぜひ、お試しください!!
来月も当施設の利用者様の嬉しいご様子、かつ ご覧の皆様に恩恵のあるブログを綴らせていただきます。
ぜひ お楽しみにされていて下さい✨
竹口でした