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体力測定@リハやよいⅡ-34

Posted by ヒューマン・コミュニティやよい | 2025-11-24 11:54

 【健康を「見える化」】当施設の体力測定で、安心の未来を築きましょう!

 

・はじめに

 

皆様、ご自身の今の体力に自信はありますか? 生活をより活動的安心できるものにするために、ご自身の体の状態を知ることは非常に重要です。

「リハステーションⅡ」では、科学的根拠に基づいた定期的な体力測定を実施しています。これは単なる測定ではなく、ご利用者様一人ひとりに合った最適なリハビリ計画を作成し、転倒予防や生活の質の向上(QOL)を目指すための大切な取り組みです。

今回は、当施設で行っている3つの主要な測定項目と、その重要性についてご紹介します。

 

・ 測定項目1:握力測定 – 全身の筋力のバロメーター

 

・ なぜ測るの?

 

「握力」は、実は手の力だけではありません。全身の筋力や体力、そして将来的な健康状態を示す重要な指標だとされています。

  • 体力の余裕度をチェック: 握力が低いと、全身の筋力低下や日常生活動作の障害発生率、さらには転倒リスクが高いことが研究で報告されています。

  • 効果判定の基準に: 測定結果を記録することで、リハビリや運動プログラムの継続的な効果を客観的に確認することができます。

・測定項目2:片足立ち測定 – バランス能力と転倒リスクをチェック

 

 

・なぜ測るの?

 

片足でどれだけ長く立てるかを測る「開眼片足立ち測定」は、バランス能力を評価する上で欠かせません。

  • 転倒予防に直結: 歩行中に段差をまたぐ時や、急に方向転換をする時など、日常生活でバランス能力が求められる場面は多いです。特に片足立ちの時間が短い方は、転倒リスクが高いとされています。

  • 下肢の機能評価: この結果から、足腰の筋力や柔軟性を含めた動的バランス能力を把握し、集中的に取り組むべきリハビリの目標設定に役立てます。

 

・測定項目3:歩行測定 – 日常生活の自立度を評価

 

 

・なぜ測るの?

 

「歩行測定」(例:一定の距離を歩く速度を測る)は、日常生活における移動能力自立度を評価するために重要です。

  • 横断歩道を渡れる速さか?: 歩行速度が遅いと、日常生活での活動範囲が狭くなるだけでなく、信号のある横断歩道を安全に渡りきれるかどうかの指標にもなります。

  • 健康寿命との関連: 歩行速度が速い方ほど、生活機能が維持されやすく、健康寿命が長い傾向にあることも知られています。測定結果をもとに、より速く、より安定して歩けるようになるためのトレーニングを提案します。

 

・体力測定がもたらすメリット

 

これらの測定を定期的に行うことで、ご利用者様とそのご家族、そしてケアマネジャーの皆様に以下のメリットが提供されます。

  1. 目標の「見える化」: 測定結果を数値として記録し、ご本人と共有することで、「次は〇秒を目指そう!」「握力を〇kgアップさせよう!」といった明確な目標が生まれます。

  2. 客観的な情報提供: ご家族やケアマネジャーに、ご利用者様の身体機能の客観的な変化を伝えることができ、より質の高いケアプラン作成に繋がります。

  3. 効果的なリハビリ: ご利用者様の「今」の状態に合った最適なリハビリプログラムを柔軟に改善し、より効率的・効果的な機能訓練を実現します。

・最後に

 

体力測定は、単に数値を測るだけでなく、「いつまでも元気に、自分らしく生活したい」という願いをサポートするための第一歩です。

「リハステーションⅡ」では、専門スタッフが安全に配慮しながら測定を実施し、結果に基づき個別サポートを提供いたします。ぜひこの取り組みを通じて、私たちと一緒に、安心と健康に満ちた生活を目指しましょう!

ご不明な点や見学のご希望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。