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不治の腰痛が改善する方が増えてきています(竹口リハビリ日誌⑦)

Posted by ヒューマン・コミュニティ福田Ⅱ | 2023-09-01 12:00

デイリハ・ステーション福田

理学療法士の、竹口 耕輔 です。

 

 

最近、数名の利用者さまから

以下の嬉しいお声を頂戴しています。

 

 

 

 

「台所での立ち仕事が、苦でなくなった」

 

 

「畑仕事がラクになった」

 

 

「90歳で こんなに調子が良くなると思わんかった」

 

 

「3年ぶりに旦那といっしょに趣味のウォーキングを再開できて、関西に旅行に行けるようにもなった」

 

 

 

この方々に共通するのは

・どの病院や治療院に行っても良くならなかった腰痛が、とある体操と施術により数日で改善・消失した

 

・紛れもない事実として、やりたかった事が数年ぶりにできるようになった

 

 

と いうことです。

 

 

 

 

今回のブログは

腰痛の正しい知識と、正しい治療法 について。

 

 

 

 

・湿布を貼る

・温める

・痛み止めの塗り薬を塗布する

・マッサージをする

 

これら従来の腰痛治療とは異なる、しかし 医学的根拠に則った内容となっています。

 

 

(※ ここで言う「医学的根拠」とは、日本の理学療法界で最高峰の治療実績や書籍売り上げを誇る 入谷 誠 先生、赤羽根 良和 先生、成田 崇矢 先生、園部 俊晴 先生、土屋 元明 先生、その他 著名な先生方の研究や著書、文献を指します。ぜひ皆様もネット等で検索されてみてください。)

 

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まず最初に

腰痛は以下の4つに分類され

それぞれ独特な特徴があります。

 

①  筋肉と、それを覆う膜(筋膜)に負担がかかることで起こる腰痛

特徴:痛みの範囲が手の平サイズ。腰の奥が「ズンと重い感覚」がある

 

 

腰の骨やその周りの靭帯など1カ所に集中してストレスを受けることで起こる腰痛

特徴:指1本で「ここ!」と示せる、極めて狭い範囲の痛み

 

 

「仙腸関節」という関節が動かなくなることで起きる腰痛

特徴:腰以外にも痛いところがある。たとえば股関節の前・お尻・太もも・ふくらはぎなど。

また、過去に肉体労働、ならびに事故や転倒の経験がある

 

 

背骨の間にある「椎間板」というクッションの劣化・変性により起こる腰痛

特徴:腰痛と併せて、お尻や足に「しびれ」がある

 

 

 

腰痛は高確率でこれら4つのどれかに当てはまり、適した治療や体操、身体のゆがみや日常生活動作の改善により緩和できうるのです。

 

 

よく頂戴する質問ですが 脊柱管狭窄症」は 臨床的には、腰痛と ほとんど関係がありません。

 

 

「以前、病院で脊柱管狭窄症の診断を受けたことがあるんよね。私の腰が痛いのは、それが原因かな?」

 

というご質問を頂きますが、それは ほぼ関係ありません。

上記4種類の腰痛から、由来しています。

 

 

 

 

話は戻り、今回は

 

「仙腸関節」という関節が動かなくなることで起きる腰痛

に、適した治療体操 を お伝えいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、誰しもが思う疑問。

 

仙腸関節」って どこ??🤣

 

 

 

こちらは 骨盤 を正面から見た図ですが、赤線のところが「仙腸関節」になります。

 

 

骨盤というのは、ざっくり言うと

蝶々のような形をした左右の「腸骨」が、逆三角形の「仙骨」という骨を挟みこむ構成をしています(本当はさらに細かく分類できますが、割愛いたします

 

 

 

分かりやすく色分けたのが、こちら ↓ ↓

 

 

緑が、仙骨

赤が、腸骨 ですね。

 

 

そしてこれらが重なる部分を、それぞれの頭文字から引用して「仙腸関節」というのです。

 

 

↑ ↑ もう一度 図で示しますが、赤線のところが 仙腸関節 ですね。

 

 

仙腸関節は 腰にかかる負担を軽減させるクッションの役割を果たしています。あまり聞きなれない関節ですが、人間にとって大変重要なのです。

 

 

 

前置きが長くなりましたが

転倒や事故、ならびに肉体労働など 腰に負担がかかる仕事の経験がある方は、仙腸関節の動きが悪くなります。

 

それにより腰への衝撃をうまく和らげることができず、腰痛の原因となるのです。

 

 

また、この関節は「筋膜」と関連性があり、ほかの部位にも痛みや不快感をもたらすといわれています。

 

 

なので この関節が再び動きやすくなる「緩み」をつくる治療や体操、日常動作の指導を行うことで、腰ならびに他の部位の痛みの改善をはかることができるのです。

 

たとえば実際に仙腸関節と、そこに負担を与えている原因の部位を治療することで腰の痛みと同時に肩の痛みも取れた利用者さまがいらっしゃいます。

本人様も「五十肩だと思ってた。なんで腰と同時に肩も治るの!?不思議!魔法みたい!」と たいへん喜ばれていました。

 

 

 

 

 

そして今回 お伝えする体操、名付けて「仙腸関節体操」。

正しいやり方を紹介いたします。

 

 

 

➀ 足を肩幅に開き、つま先は平行に向けます。

 

 

 

➁ 両手を大きく開き、自身のお尻(ベルトラインの下)に当てます。

 

 

 

③ 両膝をしっかり伸ばします。

 

 

目線は真っすぐ、かつ 膝も真っすぐ伸ばしたまま、両手で後ろからお尻を押しながら おへそを突き出します。

 

 

これを 10秒 行い、休息を10秒はさんで3セット繰り返してください。

 

それを可能であれば、毎日 朝・昼・晩 の3回 実施することを推奨いたします。

 

 

立ちながら行うことに不安を覚える方は、椅子に座りながらでも構いません。

 

 

 

 

この体操を 利用者さまに提供させていただいたところ、

 

「腰が伸びて、気持ちがいいねぇ!」

 

「スッキリする!」

 

 

などといったご感想を頂戴します。

 

 

 

 

併せて

・テニスボールを使った仙腸関節への治療

・直接 関節を触って緩ませる施術

も、行います。

(これらに関しましては 、機会があれば別記事で紹介いたします

 

 

そして これらをたったの1週間 繰り返すことで長年の腰痛が改善し、冒頭の「立ち仕事がラクになった」「数年ぶりに旦那と関西へ旅行に行くことができた」などといった喜びのお声を多数頂戴しました。

 

誇張しているようにも聞こえますが 紛れもない事実として、お人様方の人生がさらに良い方向へ変わっているのです。

 

 

 

 

もし この体操を継続しても改善しない場合は、次の4点が原因として考えられます。

 

➀ やり方を間違えている(例:膝を曲げながら行っている、両手がベルトラインより上にある、目線が天井を向いている、など)

 

② 胸と股関節が硬い → 腰を挟みこむように存在するこれらの箇所が硬いと、代わりに腰が頑張ってしまい 腰痛の原因となります。

 

③ 日常生活において腰に負担がかかり続けている要素がある(例:椅子に浅く腰かけるクセがある、膝や足首が硬いことが原因で腰を曲げて歩く、骨盤が歪んでいる、椅子に座り続ける時間が長い、など)

 

 

④ 前述した、他の3タイプの腰痛が原因である

 

です。

 

実際のところは、③が最も重要と考えています。これが改善されない限りは、腰痛も改善しません。

 

 

 

もし ④の場合は、それぞれの原因に適した治療体操を行うことになります。いずれの方法も、やり方は全く違いますが さほど難しくはありません。

それらのやり方や詳細は、また追ってこちらのブログに綴らせていただきますので今後も是非ご参照ください。

 

 

 

 

 

 

長文になりましたが、今回は以上となります。

 

長年の腰痛に苦しみ、家事や趣味や旅行など やりたい事が思うようにやれない利用者さまや、そのご家族さま。

しかし今回のように、正しい知識と方法を駆使すれば腰痛は改善し、やりたい望みを達成できる可能性があります。

 

それらは全て前述の、日本最高峰の「治せる」実績を誇る理学療法士の先生方が如実に証明してもいます。

 

 

今回のブログ、ぜひ参考にされてみて下さい。

 

 

私も本当にまだまだなため、全ての方々のお悩みを解決できるべく 更に貪欲に研鑽してまいります。

 

 

 

引き続き毎月初旬に、当施設の利用者さまのリハビリのようすが分かりながらも 皆様の健康に役立てる私の理学療法を綴らせていただきます。

ぜひご覧ください。

 

 

 

デイリハ・ステーション福田

理学療法士の 竹口 耕輔でした😄