「みんなで考えよう!重層的支援の役割と協力のカタチについて」に参加しました。
Posted by ヒューマン・コミュニティ桜木 | 2025-04-29 13:41
先週、4月25日金曜日に、長崎市市役所2階多目的スペースにて行われた、令和7年度重層的支援体制整備事業研修会に参加してきました。 写真をとったものの、ピンボケ写真だったので添付は控えさせていただきます。 長崎市内には2か所、北と南にそれぞれ多機関型地域包括支援センターが設置されていますが、その役割の理解を促すための研修会でした。 なんだか小難しい議題のようですが、 ここで指す重層的とは、簡単に説明すると、老若男女様々な世代で医療、介護、生活困窮、障害などの様々な課題のこと。 この課題をどこに相談したらいいのか迷いますよね。 相談しなければいけない状況にあること自体を、当事者が理解していない場合もありますし、 世帯の中に様々な課題が絡み合っていることもあります。 例えば、シングルファザー・50歳で脳出血を患ったお父さんの介護を高校生の長女が行い、次女は不登校で閉じこもりになっている、など。 可能性としては、介護保険申請、ヤングケアラー、障害者認定、生活困窮の課題があるかもしれません。 そういった際に、まず相談する先として設置されているのが多機関型地域包括支援センターです。 この窓口への相談を行うことで、 課題を整理し、その課題に応じた相談先へつないでくれるセンターになります。 今回の研修は、どちらかというと「繋がる」ことを目的とされていて、2回のグループワークで8人の方と名刺交換、ご挨拶をしました。 私は介護支援専門なので普段は介護サービス事業所を中心に、地域包括支援センター、医療機関や長崎市役所の方と接することは多いのですが、 同じグループには、長崎市収納課、長崎市こども政策課、長崎県難病相談・支援センター、相談支援専門員など多岐に渡る方々とご一緒させて頂きました。 他のグループにも社会福祉協議会や子育て支援センター、長崎市消費者センターなど様々な分野の方々が出席されていました。 近年、8050問題(80歳の親を無職の50歳代の子供が介護する)が取り沙汰されることが多くなっていますが、 この50歳代の方が年老いた際には、医療・介護はもちろんですが、無年金、身寄りがないなどの課題がでてきます。 介護保険の枠の中だけではなく、多岐に渡る専門職の役割や相談窓口との連携、協力が必要になっていくのだなと痛感しました。 文責 M