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長崎版地域包括ケアシステム推進における地域意見交換会に参加しました

Posted by ヒューマン・コミュニティ桜木 | 2023-06-01 12:00

令和5年5月30日に勤労福祉会館にて、長崎市地域包括ケアシステム推進室主催で、

「長崎版地域包括ケアシステム推進における地域意見交換会」(表題がちょっと長い、、、)

に当該事業所主任介護支援専門員3名が参加しました。

大浦、小島・茂木、戸町・小ヶ倉の三包括エリアの

行政、消防、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、セラピスト、包括職員、主任介護支援専門員など

総勢80名以上が参加する研修及び10グループに分かれての意見交換会が開催されました。

「人生会議 ACP」に紐づいた講話をメインに、

長崎市発出「元気なうちから手帳」、

長崎市医師会発出「わたしの思い」、

長崎市消防局発出、高齢者施設入所者向け「救急隊への情報提供書」

の紹介などがありました。

興味がある方は、長崎市ホームページ、長崎市医師会ホームページをご覧ください。

 

個人的に非常に印象に残ったのは、

長崎みなとメディカルセンター救命救急センター長、早川航一医師の講話でした。

救命医の立場からのACPと題してお話の中で、高齢者急性期診療にあたる際の苦悩のお話でした。

「今している治療は果たして患者さん自身のためになっているのだろうか?」

「たくさんの管がついて病院で治療を受けていることを望んでいるだろうか?」

「住み慣れた自宅で自然な形で最期を迎えたいと思っているのではないだろうか?」

救命救急のまさに第1戦で治療にあたりながら、

このような悩みと向き合っておられることにただただ敬服致しました。

 

いつか来る最期のときは、怖くて悲しくて辛いことで、できれば考えたくない。

ずっと先かもしれないし、今日、明日かもしれない。

それでも年齢に関係なく、「最期」は平等に誰にでも訪れる。

その最期を、どこで誰とどのように過ごしたいのか、

少しずつでも、思い描く機会を作らなければいけないなと感じました。

 

文責 M